AUTOSPORT webより

ホンダNSX-GT勢が鈴鹿でテスト完了。2016年なみの1分45秒台をマーク

 GT500クラスのホンダ勢は、12月にTEAM無限とNAKAJIMA RACINGが体制を発表。その後12月のセパンテストで開発車両の99号車がテストし、1月のセパンでは99号車、TEAM無限の16号車、NAKAJIMA RACINGの64号車がテスト。2月中旬にはクローズドの鈴鹿でKEIHIN REAL RACINGの17号車、AUTOBACS RACING TEAM AGURIの8号車がシェイクダウン。下旬には岡山でテストが行われていた。

 そんななか、鈴鹿サーキットモータースポーツファン感謝デーを目前に控えた3月2〜3日の2日間、8号車、16号車、17号車、100号車という4台のNSX-GTがそろって鈴鹿でテストが行われた。

 外観としては、17号車がカーボン地、8号車、16号車は色が入っているもののオフ仕様のカラー、100号車はチームから発表されているとおりのオフ専用カラー『PHASE01』となった。また、フロントのカナード周辺やサイドのラテラルダクト周辺で仕様が異なるパーツも見られている。

 このテストには、1台のみニッサンGT-RニスモGT500が参加した。ホンダ勢とともに岡山〜鈴鹿というスケジュールでテストしているTEAM IMPULの12号車で、この日も安田裕信ヤン・マーデンボローのふたりでテストに臨んでいる。

 

 2日間のテストは初日午前は雨に見舞われてしまい、その後乾いていく状況。2日目は朝方雨が残り、乾いていくコンディションとなった。そんななか、2日目午後には12号車GT-Rにトラブルが出たものの、大きなアクシデントはなく進行した。

 2日間4セッションのすべてでベストタイムをマークしたのは、17号車KEIHIN NSX-GTだ。とくに2日目午前は3台が1分45秒台に入れたが、17号車は1分45秒456というタイムを記録している。ちなみに、昨年は3月10〜11日に鈴鹿でメーカーテストが行われているが、2016年のベストはRAYBRIG NSX CONCEPT-GTの1分45秒485だった。

 また、今回のテストは2台のGT300車両が参加している。1台は筑波サーキットで行われたモーターファンミーティングで走行した後、鈴鹿に向かったグッドスマイル 初音ミク AMG。もう1台は、17年バージョンとなり白いボディで登場したCars Tokai Dream28ロータスだ。

 ベストタイムは、2日目午後にグッドスマイル 初音ミク AMGが記録した1分56秒280となっている。2台は鈴鹿ファン感謝デーでも走行する予定だ。

スーパーGT鈴鹿メーカーテスト 2日間タイム

PosNoClassEntrant3/2 AM3/2 PM3/3 AM3/3 PMTyre
1 17 GT500 KEIHIN REAL RACING 1'56.303 1'46.460 *1'45.456 1'45.973 BS
2 8 GT500 AUTOBACS RACING TEAM AGURI 1'58.898 1'47.853 *1'45.661 1'46.426 BS
3 100 GT500 TEAM KUNIMITSU 1'56.604 1'48.723 *1'45.798 1'46.091 BS
4 16 GT500 TEAM MUGEN 1'59.015 1'48.100 *1'46.571 1'47.144 YH
5 12 GT500 TEAM IMPUL 1'57.457 1'48.694 1'48.035 *1'47.823 BS
6 4 GT300 GOODSMILE RACING & TeamUKYO 2'06.855 1'57.126 1'56.854 *1'56.280 YH
7 2 GT300 Cars Tokai Dream28 2'10.165 1'59.004 *1'57.168 1'57.245 YH

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